先日、大人の生徒さんからプレゼントして頂いた本、“ルネ・マルタン プロデュースの極意”。副題は“ビジネス・芸術・人生を豊かにする50の哲学”。ラ・フォル・ジュルネのディレクターが書かれた本なのですが、ピアノレッスンにも通ずるものがある素晴らしい一冊でした。
良い言葉が詰まった一冊なのですが、中でもピアノ講師として響いたルネの一節
「私たちが売っているものは、夢でありエモーションなのです。美しいものに対する思いは世界を理解するために必要なものなのです」これはまさに、日々の練習とレッスンを進めていった先にある発表会ではないですか‼なぜなら発表会には、生徒本人も保護者の方々にも夢のような感動の時間と空間が存在する事、さらには、美しく仕上がった曲を聴いて美しさを感じる事で確実に心の中で何かが養われていくからです。発表会は披露するだけではない、その先にある大きな実りにも改めて気付かされました。
他にも、もう一節
「ビジネスに愛は不可欠です。相手に対する敬意を持ち、深い愛情を抱き、愛の物語を共に構築する事です。」
ん~深いです。
ピアノ教室もお月謝を頂いて運営しているので、小さなビジネス。その中で愛情を持ってピアノを教え、成長の過程を共に長い時間を掛けて歩んでいくので本にある通り、大袈裟化もしれませんが💦まさに愛の物語に匹敵するのでは…?なんて、しみじみと心に響きました。
ピアノは一通り弾けるまで10年!と言われますが、子供の成長に10年寄り添える事は本当に幸せな職業✨と思っています♪
この本をプレゼントしてくれたDさん!有難うございました♡